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シングルマザーのこっそり節約の旅

 明け方、目覚めた。
 すぐに持参した小さなライトを、子どもたちの足元でつける。パアッと明るくなる。子どもたちは、目覚めなかった。

 背中の真後ろで、ストーブをつける。足が寒いので、子どもの寝ている布団の足元に、自分の足を突っ込んだ。
 そうして本を読んだり、日記を書いたりした。


 やがて明るくなり、太陽が目を覚ました。
 太陽は目が覚めると、すぐに起き出した。その声で、光子も目が覚めた。

 着替えて、朝食を食べに食堂へ行く。


 私は昼食代を浮かせるために、朝食用に出してあるご飯をもらって、おにぎりを作るつもりだった。
 食堂の隅に大きな炊飯ジャーが置かれてあり、おかわり自由だったのだ。

 ジャーのふたを開けると、昨日の夕食時にはたくさんのご飯が炊かれてあったのに、朝食用には少なめだった。おにぎりをたくさん作れるほどは、ご飯がなかった。
 朝食を食べるのは、私たちだけだった。


 それでもこっそりおにぎりを作るのが恥ずかしくて、宿の人が入ってこないか、ドキドキしながら、あわてておにぎりを握った。
サランラップもないので、
手にべたべたご飯がつきながら(恥)、おにぎりをこそこそ握った。


 また、子どもの手前、こそこそしながらおにぎりを握る自分が恥ずかしかった。
こんな節約している自分を、
子どもたちに見せるのが恥ずかしかったのだ。

でも、1円でもお金は余計に使いたくなかった。


 それでなんとかようやく、4個のおにぎりを握った。



 ふーっ、悪いことをしている現場を見つからないようにと心臓がバクバクして、落ち着いてゆっくり食べられなかった。ちょっと、バカみたい。
 それでも、昼食代の何百円かを浮かしたかったのだ。
 そう、10円でも1円でも、安くあげたかった。

 そして節約してでも、
こうして旅行してストレス発散をする自分を、
自分で自分をほめてあげたかった。


 離婚後のうつ


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